Roly-Poly Scarecrow

日記と趣味

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沖縄に行ってました

帰国後1週間。今度は研究集会でOKINAWA!

集会の内容は傍観者の立場上、割愛。
海を背に、切り立った崖の写真ばかり撮る変態に混ざってきたので写真を載せときます。


巡検で撮った写真シリーズー:場所は沖縄本島の天仁屋付近。四万十層群相当層。


大きな地図で見る

今回の注目写真はこれ(クリックで拡大)↓
P3062836_R.jpg
写真中央のうずまき。これ、生痕化石といってむかーし海の底にいた生物の這った跡らしいです。専門家によれば、こういう痕跡で生き物を見分けることができるらしい。

大きさはこんな感じで、岩の壁にわんさかある(クリックで拡大)↓
P3062831_R.jpg

もう一つはこれ(クリックで拡大)↓

P3062821_R.jpg
砂の地層の中に泥の地層(黒)が破片として沢山散らばっている。この場所での成因についてはまだ議論中っぽかったが、一般的には完全に固結する前の泥層の上を、強い水流に乗って大量の砕屑物が通り、下の泥を剥がしながら堆積したような場合に出来ると言われている。
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[タグ] 地質
[ 2011/03/10 00:00 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)

ニュージーランド行ってました

今回の目的は「タウポ・ロトルア周辺の地熱活動を見てくる」

と称して、温泉につかることだった。


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タウポ火山帯に含まれるタウポ湖、ロトルア周辺を廻った。ロトルアについては Wikipedia の「ロトルア」、「ロトルア湖」に記載がある。

ロトルア湖は直径10km程の大きなカルデラ湖で、きっとレジャーがいっぱいあると思うが今回は眺めただけ。ロトルア・カルデラは直径が22kmほどあり、日本では阿蘇カルデラ(25km×18km)に匹敵する大きさだ。そう言われると結構デカイ。

約22万年前(wikiだと24万年前)の大噴火でおよそ200立方キロメートルのマグマが噴出され、その後の沈降によってカルデラが形成されたとされる(*1)。

今回訪れたのは、以下のスポット:
地熱関係
・Lake Taupo (眺めた、戯れた)
・Lake Rotorua (眺めた、戯れた)
Wai-O-Tapu
・Waimangu( Lake Rotomahana )
Volcanic Activity Centre
Polynesian Spa
テルメリゾート(日本人経営だった温泉宿)
非地熱関係
Fuka Falls
Waitomo Caves (Glowwrom:土蛍の見学)
Kiwi Wildlife Park

温泉良かったー!…スパはやはり温泉というより温水プールって感じですが、温泉宿が良かった。露天風呂が完全に日本式。温泉だけに写真は撮っていないのだが…元日本人宿は直前に中国系の夫婦の経営に変わっていたものの、とても良い人だった。まだ経営を引き継いで間もないらしく、接客について本人たちも手探りだとか。でもきっと前評判よりも良くなっているはず。ご飯や温泉卵のサービスも気を利かせてくれた感じが好印象。

実質一週間もないで、ハイライトは間欠泉を含む地熱活動の見学。


Wai-O-Tapu
日本で言うところの、「地獄谷」ですね。火山ガスの噴出にともなう湖水の変色やら泥の噴出などが見られる。
P2242509_R.jpg

Lady Knox Geyser は入場料をとるのに人工の噴水と聞いて残念な気もしたが、後で調べると粉石鹸を入れて間欠泉みたいに水が噴き出す化学反応のショーだったんですねー。
P2242481_R.jpg


Lake Rotomahana
1886年に起きた大規模な割れ目噴火の最大火口付近にできた火山湖。この湖は船に乗って1周しながら解説してくれる。中心の島は火道が残った物だと解説されていた。

なんと言っても本物の間欠泉が幾つか湖岸に沿って見られ、船が到着するタイミングがあまりに絶妙。間欠泉の噴出間隔が一定であることを思い知らされる。規模は小さいが、間近で見られるのでとても迫力はある。
P2242612_R.jpg

参考文献
*1: Houghton, B. and Scott, B.(2002), GEYSERLAND A guide to the volcanoes and geothermal areas of Rotorua. Bush Press

[タグ] 地質
[ 2011/02/27 23:59 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)

連休徒然

三連休はまるまる学会、その後地質巡検。日本最古の岩石を見に行こうというものだった。

それは黒部峡谷にあり、今回はむしろ川堀りの温泉の方が魅力的であったのは内緒だ。

足湯だけで十分汗が出てきたが、一緒にいた何人かはギャラリーに憶せず「温泉」として浸かっていた。
さすがにオープンな河原で韓国からお越しの団体客の前で脱ぐ気にはならず…日和った。

IMG_2561_R.jpg
写真は約3億年前の岩石が圧力と温度で変成したもので、十字石を含んでいるので「十字石結晶片岩」と呼ばれるそうな。

十字石は十字架に見えるのでお守りみたいにして売っている国もあるようだ。

国内では肉眼で見える大きさの十字石は、ほとんどここ宇奈月にしか無いと言われている。これができるには結構条件が厳しいらしい。

この辺りの地質体の起源について詳しくはまだ決着がついていないっぽいが、とにかく日本列島が大陸から分離するときにくっつけてきた破片ということだ(付加体じゃなく大陸の基盤ということね。もっとも日本海は1500万年~2000万年前くらいにできはじめたというから、言いようによっては付加体も含めて列島自体が大陸の破片みたいなものかもしれないけど)。

[タグ] 地質
[ 2010/09/23 23:59 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)

Cretaceous Park - 身近な白亜紀の世界

Rudists1

とある場所の建材。

500円玉と一緒に写っているのは、白亜紀に繁栄した貝の仲間。

実はここは「さわやかちば県民プラザ」の一角。キャンパスの目の前に広がる白亜紀の世界。

Rusists5

最初に紹介した写真は、厚歯二枚貝(Rudists)という種類の貝化石です。どんなヤツかよく分からないと思うので、図鑑のコピーと並べてみました。こいつらはジュラ紀~白亜紀にかけて見られる種で、写真のは白亜紀後期の種ではないかと、一緒に行ったポスドクが教えてくれた。

Rudists2

上のアンモナイトみたいなのじゃありません。下にうじゃうじゃしている、牛の角みたいな貝です。床一面…こいつ等です。ここの床に使われている建材は、この貝が作り上げた石灰岩なのです。

現在の世界で石灰岩を作ることで有名な生き物はサンゴ。いわゆる珊瑚礁はサンゴの死骸が積み重なってできた海の台地。長い年月をかけて成長し、石灰岩台地になる。

それが、白亜紀の世界ではこの厚歯二枚貝も石灰岩台地(礁)を形成する主要な種の1つだったようです。


壁を見ると…有孔虫ってムシの化石で埋め尽くされている。というか石自体が化石でできている。最初の貝とはまた全然違う生き物だが、石灰質の殻を作るって意味では共通点がある。よく分からん…という人のために「それっぽい」ものに矢印をつけてみた。クリックで拡大するよ。

有孔虫_arrow_R


このピロティは床も壁も上等な石灰岩…白亜紀に囲まれています。いや、壁の時代は分かりませんが。
人も少ないし、椅子もパラソルもあるし…何だかお気に入りスペースになりそうですねー。

[タグ] 地質
[ 2010/06/23 23:47 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(2)

Think a SINKHOLE:Analogy between Guatemala&Guiana

※この記事の図はクリックで拡大します!

久々の長編です(家にネットが来てしまったし。記念記事ということで)

だって…

こんなことがあって良いのか!

グアテマラ陥没孔_AP通信
AP通信撮影:引用元

グアテマラ市街に突如空いた大穴!ビルが飲み込まれたとか。
恐怖!!!!!!
しかも初めてではないらしい。こんな街住めるか!

これを見て、ちょっと地質や秘境に興味のある人ならすぐに思い出すことだろう。ギアナ高地、サリサリニャーマ(Sarisari醇oama)の陥没孔はあまりにも有名だ。

これはいいネタになるぞと思って検索したら、思い当たった人は世界中にいるようで、同じように並べて記事にしている人がいっぱいいた。例えば(有)Y井○査設計さんとか。

ギアナ高地の陥没孔では独自の生態系が育まれていることでも注目されているが、このような穴が一夜にして形成されたことは非常に興味深い(ビルごと飲まれた人にはすまないが)。

ギアナ高地の穴はG**gleマップでも容易に発見できるくらいの大きさがあって、下の絵でも赤点線で囲ったものみたいに見える。崖っぷちの2つは既に崩れたものではないかと思うのだが、その中でも西(左)側の陥没孔跡は穴の北側に谷が続いているように見える(黄点線)。

サリサリニャーマ統合

これは、ギアナ高地の陥没孔の成因と関わりがあるんじゃないかと想像できる。これまでの調査から、穴の下には地下水脈が崖っぷちまで続いていると言われている(崖に空いた穴から滝になる)。これらの陥没孔は、下水管のようになった地下水脈の天板が崩壊したものであると考えられているのだ。つまり、北側に延びる幅広の谷は地下水道の出口からの水で削られた跡か、もしくは元の地下水道そのものが浸食で地表に出てきたものかもしれない。この幅広の谷より西に見える一般的な谷筋とは異なる形態をしているし、この幅広の谷は普通の下刻作用とはちょっと成因が違うかもしれないよね。

おもしろいねー。?oo?leマップ地形学だね。

そういえば以前「アスファルトジオロジー」というタイトルで記事を書いたけど、その時に考えた地面の陥没の仕組みもギアナ陥没孔の成因とほとんど同じ考え方。

今回グアテマラで起きた陥没事故も、推定されているのは同様に弱くて水の流れやすい地層が地下で浸食されたことが原因と推測されている。問題は、ギアナもそうだけど、なんで綺麗な丸になるのか!?ということだと思う。もし地下水脈のうち、弱い部分が崩れたのが原因であれば、丸以外にも楕円形だとか細長い亀裂が見つかっても良いと思うのだが。

これを納得できる形で説明できないかなー、と考えるのをしばらくの暇つぶしにしようかな…

と思っていたら、「洞窟学」なる分野では同様の研究をしている人がいた。Zhu and Waltham (2006)は石灰岩台地で同様の穴が空く過程を論じていて、流路の分岐点が崩壊すると、こういった丸い陥没が起きる可能性があるという感じの話をしている。

しかし、見事に丸ばっかり並んでいるギアナはやっぱり奇妙だな。と…ふと広域に目をやる。
あるではないか。縦長孔!
サリサリニャーマ広域_m
赤丸で囲った穴は縦長、あるいは楕円形をしている。さらに、赤点線丸で囲ったところでは幾筋もの亀裂状の地形が見えていて、穴が開きかけている場所もある。画像をクリック拡大してよく見てみると、黄色の点線で描いた方向にスジが見えるのが分かる。地質構造に関係ありそうですねー。ここでテーブルマウンテンの成因に触れておくと、浸食に強い地層が取り残されてできたと考えられていて(そして有名なエンジェルフォールの写真を見ると地層は水平に見える)、この辺の地層はわりと水平っぽい。ということでたぶん断層かな。

さらに広域(下図)をみると、何方向かに条痕が見える(黄色が例)。赤点線で囲った穴の列は、そのうちの1方向である北北東-南南西方向に近いような気がするし、河川も北北東方向に流れている。この辺の地層は先カンブリア時代とかいう途方もない古さであるので、長年にわたって変形を受けて幾通りかの断層があるのかもしれないですね。

サリサリニャーマ断層_mm

結局なんで丸くなるのかは分からないが、北北東-南南西方向、北北西-南南東方向に断層が走っているっぽく、それらの断層に沿って地下水が流れているのだとすれば、いたるところで水路が交差する可能性がある。そんなところでポッカリ穴が空いているんだろうか~。よく分かりまへんでした。

追記:
後でポチポチ調べてたら、色んな資料がざっくざく出てきてしまった。
リンク先)←ここには色んな写真が載っていて、テーブルマウンテンの中にある洞窟の写真がいっぱい。絶壁の途中にポッカリ穴が空いていて、そこから奥へ洞穴が伸びている。洞窟の壁面は滑らかに浸食されていて、流水が関係ありそうだ。こういう横穴が落盤すると縦穴が空くという考えは正しそう。

追記 2010.6.5:
石英質の堆積岩でも石灰岩台地に見られるようなカルスト状地形ができるらしい。サリサリニャーマとは違う山だけど、同地域の水理構造の形成について地球化学的手法で論じた文献が出ていた。モデル図が分かりやすい。

Piccini and Mecchia (2009), Solution weathering rate and origin of karst landforms and caves in the quartzite of Auyan-tepui (Gran Sabana, Venezuela), Geomorphology, 106, 15-25

[タグ] 地質
[ 2010/06/02 19:56 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)
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