Roly-Poly Scarecrow

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アスファルト・ジオロジー

秩父帯巡検の際、崩壊した道路を通ることがあった。道路は豪雨の時などに斜面崩壊を起こすような急傾斜の斜面を巻くように作られていて、実際に崖崩れを起こした箇所があったのだ。

その道路で、下の写真のような現象を見つけた。道路が陥没し、ひび割れが起きている。その亀裂の周辺にはボコボコと盛り上がった部分がある。

一つの大きさはこれくらい。

ここで、この盛り上がりがどのようにしてできたのかを考える。

【仮説①】
* この付近は前述のように斜面崩壊を起こしやすい地形であることから、大雨の際には道路の側面にある崖から水が沸き出てくる可能性が考えられる。
* その際アスファルト下に敷いてある砂利の中を大量の水が流れ、アスファルトを上方に押し上げる力が働く。
* このとき弱い部分がわずかに持ち上がると、水は出口を求めアスファルトを突き破る。そのときにできたのが、この盛り上がりである。

問題点は、もし水が噴き出したのなら同時に泥などが吹き出して周囲に堆積しそうなものだが、今回見た場所には特にそういう現象は確認できない。

【仮説②】
* 前提は仮説①と同じで、アスファルトの下を大量の水が流れる。その結果、水が砂利を押しのけてアスファルトは全体的に沈降する。
* その時、アスファルトの下に拳大の岩石等の堅い物体があれば、アスファルトの下から堅いモノで突いたような格好になり、そこだけアスファルトが沈降せずに残る。


さて実は、考えを巡らした帰り道に物証を見つけた。
それが下の写真である。

少しわかりにくいが、頂部の壊れた盛り上がりからコンクリート片が顔を覗かせている。
つまり、答えは【仮説②】だと考えられるのだ。

周囲の状況をもう少し見てみる。

道路は一部が陥没していて、これは道路に平行な方向に長い。このことから考えられることは、アスファルトの下を高いところから低い方へ向けて水が流れ、相対的に弱い部分からどんどん砂利が流されてアスファルトの下が河川のようになった。それに伴いアスファルトは砂利の無くなった部分で沈降。上記の地形を作り出した。というシナリオだ。

さらに観察すると、水の出口が見つかった。

ここからアスファルトの下にある砂利が流れ出したのだ。

ここで、砂利はどういう過程で流れたのかも大体想像できる。ある程度水が流れて水が崖側にしみ出す。弱い場所で徐々に穴が広がり、ある時点で出口側の壁面が耐えきれず崩壊、砂利が下流側から流出を始め、上流側の砂利も流路に沿って押し流される。というような具合だ。

もしこのような出口が開いていなかったら、おそらく砂利は流れ出ず、下流側に少し押しやられて密度分布が変化する程度だと思われる。実際、この道をさらに下ったところでは道路が少し陥没して流路のような地形は見られるものの、完全に砂利が無くなった時のように、大きな亀裂が入って砂利の下にある舗装前の地面が見えているようなことは無かった。
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[タグ] 地質 科学
[ 2007/09/18 01:45 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)
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