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月探査ラッシュに寄せて

宇宙科学関連の予算は恒常的に不足している。最近「かぐや」が順調に進んでいるけれど、やはり世間の関心は「打ち上げ」そのものにあるらしい。

打ち上げは工学的には興味深い。技術的な困難は観測よりも大きいかもしれない。なぜならば100%の責任を負って月などの観測対象に探査機を送り込まなければなrないからだ。

しかし、やはり打ち上げはスタートに過ぎない。

惑星科学に近い世界にいる者としては、これからが面白いところなので、是非良いデータを送ってもらいたいと思う。

今日は夕方に中国が月探査機「嫦娥一号」を打ち上げる予定だ。もちろんこちらも良い科学的成果を地球に送って欲しいものだ。

ところで、月探査としては最近中止になった「ルナーA」プロジェクトがあったのだが、その目玉としてペネトレータを打ち込むという企画があった。

●現在月にはNASAがアポロで残した地震計(月震計)が3つほどあるらしいので、打ち込みの際に生じる弾性波を検出してトモグラフィーなんかをできそう。
●ペネトレータにも地震計を取り付けて、地中に固定して設置できれば精度良い月震波観測を行える。
●月震計の観測点をアポロよりできるだけ離れたところに設置すれば、月の弾性波速度構造がより詳細に分かるはず。

こんな感じの謳い文句だったと思う。今、難しかったペネトレータ自体には開発の目処が立ちつつあるというから是非実現に向けて動き続けて欲しいと思う。現在はまだあまり本格的とは言えない日本の地震研究者、特に東大地震研とかの方々との協力があれば月の構造推定で世界を一歩リードできるのではないかと素人目には思う。

NASAのプロジェクトに乗って月に日本人を送り込むことは国民の関心を引くかもしれないが、科学的成果はゼロに近いかもしれない。というのも、月の有人探査そのものの科学的成果という意味ではなく、日本が予算を割いた結果得られる成果が割に合うとは考えにくいということだ。

有人探査は日本が主導できるわけでは無いし、無理に関わる必要性を感じないのだ。もちろん将来的な有人飛行を目指して、経験者を養成することが無意味だとは言わない。しかし、それなら長期ビジョンに有人飛行を組み込むのが先のように思える。イマイチ戦略性に欠けると感じる。

そんなことに予算を割くくらいなら、もっと小型の科学衛星をたくさん飛ばした方が良いに決まっていると思うのだ。
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[タグ] 科学 宇宙
[ 2007/10/24 15:44 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)
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