Roly-Poly Scarecrow

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[ちきゅう] 神戸港寄港










神戸港を訪れているのは、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の新造船「ちきゅう」である。今日は大学関係者への公開が行われたので参加してきた。
「ちきゅう」は深海掘削のための船で、IODPの主力艦だ。
掘削能力は、海底下7000mを堀抜けるように設計されている。これは海洋地殻を貫通し、マントルまで到達することを意味している。もちろん海底までの4000mほどもパイプを降ろさなければならない。

ということで船上の建造物のサイズは相当デカイのである。上写真左は遠景、右はデリック(青いやぐら)の真下である。掘削パイプを降ろすために大きな穴が空いている。
船底から青いやぐらの上までの高さは約130mというから、さながら高層ビルだ。(詳しくは公式ページ参照)



写真中は掘削用のパイプの保管場所。これらのパイプを次々と繋いで深海まで降ろす。一本が何トンだか忘れてしまったが、とても重い。これらが下まで真っ直ぐに降ろされるのをイメージしがちだが、あまりの長さ故にそうはいかない。スケール効果がもたらすこのパイプの挙動は、まさに「紐」のようにグニャグニャであるという。従って、それらを目的地点に降ろす技術は並ではない!

写真左下はヘリポート。地殻を掘り抜きマントルに到達するまでには2年を要するため、人員や物資の移動はヘリコプターに頼ることになるのである。右はサンプリングされたコアの第一段階処理のためのCTスキャン装置だ。医療用のものをそのまま使用しているとか。











この手の船で気になるのが、船内の生活環境。だいたいにおいて長期間の乗船になるので、乗船者のケアは重要だ。海外の研究者が多数乗船することも考えているのか全体的に贅沢である。

まず最もすごいところは全室が個室であるという贅沢ぶりである。このように巨大な船だからこそ可能なのかもしれない。個室には簡単なトイレやシャワーが付いているという徹底ぶり。
JAMSTECの他の観測船ではまず考えられない。

医務室は法律で義務づけられているらしくきちんと整備されている。もちろん初期対応しかできないけれど、学校の保健室よりは若干マシだろうと思う。
余談だが、棺桶が装備されている。ヘリが間に合わないこともあるのだろうか。船内のエレベータも棺桶がちゃんと運べるサイズらしい。(注意:棺桶に合わせて作ったという意味ではない)
余談ついでだが船内に設置されているエレベータは、なんと悪名高い Schindler 社製。

食堂の豪華なることホテルのごとし(これも言い過ぎ)。普通は学食にも満たないのだが、ここはアイスクリーム製造器までもが装備されているので贅沢。
そして有名なジャグジー!ジャグジーにはお目にかかれなかったが、使う人間がいるのか少し疑問ではある。
娯楽室も完備。そして極めつけは茶室。これは随分と揶揄されたようだ。確かにそこまでリラックスする必要があるのかどうかは分からない。税金を払っている一般の国民には理解が出来ないのも仕方有るまい。

しかしまぁ、環境は他に比べても良さげなので、乗船の機会があったらレポートを書かねばなるまい。
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[タグ] 海洋 地質 科学
[ 2006/06/12 19:00 ] 自然科学な話題 | TB(0) | CM(0)
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